新潟2日目旅行目的地→佐渡観光
佐渡の観光と地元のグルメを楽しみました。
佐渡金山
佐渡金山は400年間(1601~1989)採掘されていました。
1601年といえば、天下分け目の関ヶ原の戦いの翌年です。それから約400年間、平成元年の最近まで、金を掘っていたことは想像がつきません。
また、佐渡金山は、日本最大の金銀山であり、金鉱脈は8本あり東西3000m、南北600m、深さ800mも坑道が広がっていました。佐渡の島の半分くらいは採掘されていたのですね。
佐渡金山の江戸初期に掘られた手掘り跡「道遊の割戸」は、山が割れていることで有名です。今回の旅行はそれを見ることを一番に楽しみにしていました。
観光コース
3種類のコースがあります。どれにしようかなと悩みますね。
宗太夫坑コース 30分
大人900円 団体800円
道遊坑コース 40分
大人 900円 団体800円
宗太夫坑+道遊坑コース 70分
大人 1400円 団体1200円
宗太夫坑コース 30分
江戸初期に開発された手掘りの坑道を歩くコースです。案内に従ってゴツゴツとした石肌の坑道を進んでいくと、濃紺の着物を着物を着た坑夫たちの人形が現れます。ノミと金槌で岩肌と削る人、天秤棒を担いで運搬する人、濡れた桶をくるくる回す人(砂金の回収)などの姿を見ることが出来ます。これは「佐渡金山絵巻」をもとに、当初の採掘作業を忠実に再現されているそうです。
人形はどれもリアルに作られており、表情からお互いに喋っているように思え、「辛いなあ」という声が聴こえてきそうでした。薄暗い坑道での重労働は大変だったと思います。
外は連日の猛暑日ですが、坑道の中は気温10度なので、まるで冬のような涼しさです。見学時間が合計70分掛かるので、冷え性の私は今回泣く泣く諦めましたが、見学される方は、真夏でも上着を一枚持っていくと良いと思います。
道遊坑コース 40分
私たちは、「道遊の割戸」を間近くでみることのできる「道遊坑コース」を選びました。
明治から平成元年の操業休止まで約100年間使用された坑道であり、トロッコ・機械工場・粗砕場など多くの設備が当時のまま保存された状態を見ることができるコースです。「道遊の割戸」の真下の日本最大の金採掘跡も見ることができ興味高いコースでした。
選んだコースの入り口に向かって階段を下りていきます。
坑道に続くドアを開けるとひんやり寒くなってきました。湿度の多い空間でゴツゴツとした壁が手彫りの凄まじさを感じました。これが平成まで使われていた場所だったのですね。
ずっと進んでいくと、日本最大の金採掘跡の場所にやってきました。この場所は「道遊の割戸」の真下になります。ライトで手彫りをした形が浮かび上がっており、ノミと金槌で力強く彫っている跡が印象的でした。
「道遊の割戸」の真下から少し歩いていると、坑道から外の空間に出てきました。
機械工場のようです。当時の機械が、その場所で使っていたと思われる、そのままの状態で機械のすぐ側で見ることができました。
さっきまで寒くて身体が冷えきっていたので、外の気温はとても嬉しかったです。
機械工場を後にして、トロッコ列車の線路の上を歩いていくと鉱石を砕く粗砕場跡地があり、大広間(高任公園)に出てきました。この高任公園に着いた途端に、佐渡金山のシンボルである「道遊の割戸」をやっと見ることができました。
見たいと思っていた「道遊の割戸」の姿を見ることができました。
また、寒さ10度の坑道に戻り進んでいくと出口に行きます。
出口にいくと、お土産・物産品・工芸品。お食事処がある建物に出てきます。
この建物はチケット販売の横にあった建物だったのですね。金山名物の埋蔵金チョコレートなど、面白いお土産が販売されていました。
佐渡金山 情報
新潟県佐渡市下相川1305
0259-74-2389
年中無休(入館は閉館の30分前まで)
営業時間 8時~17時30分(4月~10月)8時30分~17時(11月~3月)
無料駐車場 500台
両津港から50分・小木港から80分(路線バスあり)
大佐渡スカイライン経由90分
最後に
佐渡のおもしろい観光地です。佐渡に来ると一度は皆さん行かれる場所です。夏でも長袖の上着を持っていくと坑道を長く楽しんで見ることができると思います。
私たちが行っていない、宗太夫坑コースも人形が面白いらしいので、子供さんには良い勉強もでき楽しると思いました。佐渡は観光するところも多くて魅力的ですね。