坂東三十三観音
すごく久しぶりのブログになってしまいまして、大変申し訳ございませんでした。
２月に叔父（叔母の旦那様）とのお別れをしてから、
叔父の４９日法要で実家に帰る予定でしたが、
４９日法要の前日に、叔父の後を追うように叔母が息を引き取りました。
大好きで尊敬をしていた叔母の別れは、
未だにこの世にいないなんて感じられず、
毎日毎日泣く日々であり、何もできない状態が続きました。
お遍路
四国出身のひよは、幼いことから「四国八十八巡礼・お遍路」が身近であり、
祖母や両親・親族・そして大好きな叔母もお遍路をしていました。
私も、昔からお遍路をして「般若心経」を唱えていたため、
叔母・叔父の供養・私の心の修行のため「坂東三十三観音巡礼」を回ることにしました。
ひよの疲弊な様子から、主人も一緒に回ってくれ、とても心強く思います。
三十三箇所回り終わる頃には、
叔母の別れの悲しみを受け入れることができればと感じます。
坂東三十三観音巡礼とは？
鎌倉時代初期に開設された「坂東三十三観音」です。
札所は鎌倉を出発地に、
関東7県（神奈川県・埼玉県・東京都・群馬県・栃木県・茨城県・千葉県）
各地33か所・道程約1300kmの札所があります。
三十三という数字は、観音様が救いを求める相手に応じて三十三の姿に身を変えて救済されると言われています。
昔、旅人の避難所、足柄山や箱根の坂の東一帯は坂東と呼ばれており、
その坂東の武者たちは、源平の合戦に九州にまで歩みを進めました。
源平の戦いの後、敵味方を問わない供養や永い平和への祈願が盛んになり、源頼朝の篤い観音信仰と、
多くの武者が西国で見聞した西国三十三観音霊場への想いなどが結びつき、
鎌倉時代の初期に坂東三十三観音霊場が開設されました。
引用：坂東三十三観音HP
第１番 大蔵山杉本寺(杉本観音）
鎌倉最古の寺 行基菩薩 慈覚大師 恵心憎都作 三尊を本尊
詠歌：頼みある しるべなりけり 杉本の 誓ひは末の 世にもかはらじ
杉本寺・情報
宗派：天台宗
本尊：十一面観世音菩薩
開基：行基菩薩
創立：天平六年（734）
住所：神奈川県鎌倉市二階堂903
電話：0467-22-3463
納経時間：9:00～16:00
駐車場：なし
最寄りの駅：JR 鎌倉駅
入山料
大人(高校生以上) 300円
中学生 200円
小学生 100円
要障害者手帳 障害者16歳以上 200円
障害者15～13歳 100円
障害者12歳以下 無料
茅葺（かやぶき）屋根
茅葺屋根が特徴的な本堂が魅力的な「杉本寺」です
本堂の中に入ることはできますが、中の撮影・写真は禁止されています。
本堂の中は、精神が穏やかになる空気感であり、
住職さんのお経を聴き・般若心経を唱えると、ずっと辛かった思いが少しスッと軽くなしました。
有難きお時間をいただくことができました。
鎌倉駅から徒歩２３分の場所にある「杉本寺」です。
鎌倉の観光スポットでなく、住宅地にあるため、
鎌倉に何度か伺っていますが、初めて歩む道を歩くことができました。
「鶴岡八幡宮」から県道２０４号の平坦な道を進んでいくと、道沿いにあります。
苔岩の階段を５分くらいだったかな？登ると、本堂が見えてきます。
１番札所（杉本寺）には、白衣や納経帳などの巡礼用品も揃っています。
おいずる・白衣
御朱印帳で御朱印を集める人も多いのですが、
ひよ夫婦は、白衣に「御朱印」を押す「笈摺（おいずる）」を購入しました。
叔母は、生前、西国三十三巡礼（関西中心）をされていて、
おいずるを叔母に掛けて、棺に入れてあげました。
御朱印・納経は各寺院の本尊様とご縁を結ばれた印ですので、
今生の別れ時に、白衣や納経帳を持つことで、
地獄に落ちないように閻魔様にお見せして極楽往生すると言われています。
叔母の供養とともに、自身が後の世界でも守って頂けるようにと印をいただきました。
巡礼グルメ
今回、鎌倉駅から徒歩で「杉本寺」まで伺いました。
「杉本寺」付近で、良い香りがする美味しいパン屋を見つけました。
巡礼の旅では、ひよ夫婦のお得意のグルメもご紹介します。
今回のグルメは、
日本におけるフランスパンの伝道師・ビゴの一番弟子のシェフが手掛けるお店です。
玉川高島屋ＳＣにある「オ・プティ・フリアンディーズ」も同じ系列店であり、
クオリティが高い多種類のパンやケーキが揃っています。
モン・ペシェ・ミニョン
店名の「モン・ペシェ・ミニョン」とは
「わたしのお気に入り」や「わたしのかわいいワガママ」の意味
住所：神奈川県 鎌倉市雪ノ下4-3-17
（鶴岡八幡宮より徒歩５分 「岐れ路」信号目の前）
電話番号：0467-53-7805
営業時間：平日9:00～17:00、土日祝7:00～17:00 （売り切れ次第終了）
定休日：月曜、火曜（隔週）
２階にカフェスペース有り
駐車場：６台
駐輪場 ：有
最後に
叔母の別れの悲しみから始めました「坂東三十三観音巡礼」ですが、
関東7県（神奈川県・埼玉県・東京都・群馬県・栃木県・茨城県・千葉県）と幅広い場所を回ることになります。
ゆっくり故人のことを思い、お経を唱えていくのですが、
今回、主人は慣れないお経も一緒に唱えてくれ、
私以上に回ることを心待ちにしてくれています。
早速、２週続けて巡礼計画を立ててくれる主人の行動にも深く感謝いたします。
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